[Top Page]へ、[Set-TopPage]へ、 実演生物学[Gallery]へ、 細胞実験学習の受講者へ、 ・・ このシートは「テキスト形式」:別様は「図一覧形式」と「スライド形式」 ・・ <Set1: 生物学演習の基本講義>. 体内構造の見方・考え方・進め方 本編の背景と必要性については <生物学習内容構成原論> へ:左文字列をクリック
<はじめに〔Set 1〕>
本編(実践学習編)の基本姿勢(前提)
(1)実体あるものには構造がある。 構造とは (2)「要素の配置とそのつながり」であり、その要素は (3)段階的な構造レベル「階層性3x3:9区分」に従った扱いを必要とする。 その要素に対する考察の視点は、(4)「形(形態)・役割(機能)・仕組み(原理)と由来(起源)」であり、 役割の考察には、(5)「2系6要素:動物生理・細胞生理の基本」に準じた補完が有効である。その視座視点は3軸構成の学習マトリックスを構成する。 〔セットT〕 体内構造の見方・考え方・進め方
<はじめに>図(Fig.1)はニジマス稚魚の断面(薄切4μm)を染色した組織標本像(頭尾軸傾斜縦断面・HE染色)である(別様の資料「下敷き」なども参照)。では、動物体の内部構造を、Fig.1などを参考に、幾つかの視点・観点から分かりやすく(論理的に)説明してみましょう。話し合ってみましょう。 質問:貴方はこの課題を「どのようなテーマ・話題として扱いたい」ですか。また、どのような方法(原理法則)や気持ちで対応すれば良いでしょうか。学校ではどのように学びましたか。 (唐突な質問で戸惑った方も多かったでしょうか? でも疑問は大切です。) Fig.1(上画像の上をクリックするとその解説サイトへ移動する) セットTの概要
<先頭行へ移動> <課題1. 動物体の基本構造をイメージしてみよう>
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<先頭行へ移動> <解説と協議 :セット1・課題1の作業1-4について>課題1の作図は「体内構造の考え方:管状構造に基づく体の中身の描き方」の導入でした。いろいろ疑問も出たと思いますが、体の構造なので「要素の配置とそのつながり」から考えてみるという筋道(原則)になります。なお、個体の上位の構造レベル(階層性)は器官系や器官です。これらは一連の役割を示すものであり、その繋がりから統合的に考えます。それで、その役割の観点から命題2がも表出されます。試してみてください。なお、その考え方(2系6要素・器官系11区分の配置:原理法則のようなもの)に従って作図すると命題1が導かれます。下記に従って確認してください。 命題1. 〔体は管状構造で出来ている:本当か否か?〕Fig.6の作図例をそのプロセス(発生?)と構造の視点から紹介します。チェックしながら観察してみましょう。観察でも実験と同じ「ともかく何かを確かめること:何が知りたい・確かめたい?」という気持ちが必要です。 *この命題1.の解説は、別シート「管状構造に基づく体の中身の描き方」へ移動し参照する「ココ」。 終了後にこのシートへ素早く戻る方策として「ブックマークの追加」など任意の方策を図る。
命題2. 〔ネコの前にサカナを置いたらどうなるか?〕
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作業1
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上図の上をクリックで所定の実践サイト(観察サイト)へ移動します。バーチャル顕微鏡はココ。
我々が認知する「形」とは視覚的な境界(面)により識別される(ないがあるからあるがある)。つまり、課題1では「描いた線」により体内構造(器官や臓器)を描いたいがそれは外形に基づく形であった。つまり、その線の多くは何もないところと面しているはずである。体内では立体の表面であるが、平面的に線画にすると 境界とは観察部位の境界線であり、はこの観点から上記の作業1に対する回答例を組織観察から示します(下記番号の部位/組織像を用いて説明します:解説付きサイトはココ、)。
その後、それが本当かどうか、もう一度、観察協議してみてください。その上で、どこの部位が分かり易い/分かり難いか、について意見をまとめてください。ワークシート1の図2も参照します。
*観察評価が易しい部位の番号は、0, 26, 31, 17, 12,など
*難い部位;___________
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「社会組織」はその基本単位「個人」に基づく構造を意味するが、「動物組織」とは生命の基本単位「細胞」、つまり、細胞と細胞が生み出す細胞間物質(構造性成分、液性分泌物、生理活性物質など)に基づく動物体の構造であり、そこには下記のような見方・考え方・進め方(ロジック)がある。ここでは下記事例を通読しながら疑問・意味不明とする事項をチェックする。つまり、生物学習の基本を再確認する。形・役割・仕組み・由来である。 なお、細胞は基本単位で「点」、その細胞が集まると「細胞シート:面」であり、それらが切れ目なくつながると「立体・外形」と認知される。単位に基づく「点・面・立体」は普通の話である。
補足1. 体内の液性成分、例えば血液成分はオモテ側(血管内腔)に所在するが、体外部とは連絡のない内在性管腔内の成分であるため結合組織(細胞間物質)に属する。 補足2. 内分泌細胞は外胚葉性「神経堤細胞」由来もあるが、消化管上皮の基底顆粒細胞に加え、発生初期の腸管上皮がウラ側に陥入後、分離独立した内胚葉上皮に由来する構造体(下垂体後葉、甲状腺、膵島など)でもある。生殖器では中胚葉由来であり、内分泌系の組織4区は様々である。 補足3. 体内には多様な形の細胞(内分泌、感覚、神経)があるが、それらは一括して「パラニューロン」として扱うも可能である(「細胞くん」の変形である)。 補足4. 中胚葉由来の結合組織の成分(9要素):1)線維芽細胞とその分泌線維 (コラーゲン、エラスチン)、2) 脂肪細胞、3) 肥満細胞(ヒスタミン産生細胞)、4) 骨細胞/破骨細胞と骨基質(コラーゲン)、5) 軟骨細胞と軟骨基質(コンドロイチン硫酸など)、6) 血球系細胞(骨髄系+リンパ系)、7) 血球系幹細胞(多能性血球芽細胞)、8) 細網系-内皮細胞(胸腺、脾臓など)、9) 中胚葉性幹細胞、
(画像クリックで拡大表示: 左 Fig.1 中 Fig.2 右 Fig.3)
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(画像クリックで拡大表示: 左 Fig.4 中 Fig.5 右 Fig.6 )
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<7-9>
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(画像クリックで拡大表示: 左 Fig.7 中 Fig.8 右 Fig.9 )
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<10-12>
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(画像クリックで拡大表示: 左 Fig.10 中 Fig.11 右 Fig.12)
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<13-15>
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(画像クリックで拡大表示: 左 Fig.13 中 Fig.14 右 Fig.15 )
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<16-18>
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(画像クリックで拡大表示: 左 Fig.16 中 Fig.17 右 Fig.18 )
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<19-21>
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(画像クリックで拡大表示: 左 Fig.19 中 Fig.20 右 Fig.21)
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<22-24>
(画像クリックで拡大表示: 左 Fig.22 中 Fig.23 右 Fig.24 )
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<25-27>
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(画像クリックで拡大表示: 左 Fig.25 中 Fig.26 右 Fig.27)
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<28-30>
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(画像クリックで拡大表示: 左 Fig.28 中 Fig.29 右 Fig.30 )
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<31-33>
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(画像クリックで拡大表示: 左 Fig.31 中 Fig.32 右 Fig.33 )
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<34-36>
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(画像クリックで拡大表示: 左 Fig.34 中 Fig.35 右 Fig.36 )
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<37-39>
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(画像クリックで拡大表示: 左 Fig.37 中 Fig.38 右 Fig.39 )
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<40-42>
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(画像クリックで拡大表示: 左 Fig.40 中 Fig.41 右 Fig.42 )
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<43-45>
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(画像クリックで拡大表示: 左 Fig.43 中 Fig.44 右 Fig.45 )
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<46-48>
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(画像クリックで拡大表示: 左 Fig.46 中 Fig.47 右 Fig.48)
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<49-51>
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(画像クリックで拡大表示: 左 Fig.49 中 Fig.50 右 Fig.51)
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<52-54>
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(画像クリックで拡大表示: 左 Fig.52 中 Fig.53 右 Fig.54)
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<55-57>
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(画像クリックで拡大表示: 左 Fig.55 中 Fig.56 右 Fig.57)
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<58-60>
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(画像クリックで拡大表示: 左 Fig.58 中 Fig.59 右 Fig.60)
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<***>
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